つくる友1

硝子昆虫作家つのだゆきさんから、Atelier TSUNODAオープン記念で、同じく硝子工芸作家のお母さまとの親子展をしますというご案内をいただきました。

17-09-15_001

〒223-0066 神奈川県横浜市港北区高田西3-22-7

最初はTwitterで幻想的なミツツボアリの完成品に興奮、続いてメイキング動画を見て衝撃を受け、神楽坂で個展があると知って足を運んで以来(2015年2月、初個展だったそうです)、行ける範囲での展示情報があれば、せっせと伺っています。硝子昆虫たちに驚嘆することしきりなのですが、手許で愛でるにはあまりに精緻で繊細、取り扱いが怖いものだからカードを購入してきましたが、今回はやっと出版された写真集を入手。出会いのきっかけとなったミツツボアリも、キラキラと進化していました。

17-09-15_002

本の隣にいるのは、今回来てくれたオオグチボヤと、以前お迎えしたウミウシたち

恵子さんとは、2015年9月に神楽坂の同じギャラリーで開催された親子展でお目にかかりました。初対面にもかかわらずとてもフレンドリーで、ゆきさんが対象をじっくり観察し、スケッチを描くことから制作を始めるのとは対照的に、恵子さんはご自身の感覚を頼りにいきなり作り始めることなど、いろいろと話してくださいました。

ゆきさんの作品
17-09-15_003

恵子さんの作品
17-09-15_004

「ぶらり途中下車の旅」で紹介されたとき、旅人の高田純次氏は「タコの足は何本?」と聞き、8本!と答えた恵子さんに「9本あるやん!」と指摘されたそうで、そのタコも健在。

雑談している中で、恵子さんが「何か希望のものがあれば……」とおっしゃるので、オオグチボヤが見てみたいと口走ると、スマホで画像検索なさって(ゆきさんはご存知で、にこにこしながら)面白がってくださり、作ってみようと作家二人で話し合い、ゆきさんの「これは母が良い」のひと言で恵子さんの創作が始まりました。イメージに沿う色のガラス棒を選び、バーナーで焙って筒に取り、吹いて膨らましながら形を整え……冷えるのを待って底を研磨すると、見事に自立するオオグチボヤが誕生。そして、これは試作だからとプレゼントしてくださったので、感謝しつつ連れ帰りました。

17-09-15_005

今、すぐ傍にいて大口を開ける姿を見ると、自然に笑顔になります。恵子さん、ゆきさん、ありがとうございました。目が離せないクリエイターのお二人、今後のご活躍を期待しています。
スポンサーサイト

蓼科 2017

8月11日から14日まで、2年ぶりの蓼科でした。
11日は新宿からあずさに乗って茅野で降り、友人の運転するレンタカーで蓼科へ向かう途中、信州そばを食べようとそばきり道玄で昼食。十割そばとどうづきそば……どうづきって何?と聞いてみると、蕎麦の実の粒々が残っているらしい。野趣に富んだそばが出てくるのかと待っていたら予想を裏切る白く繊細な仕上がり、最初の一口は水で、さらに塩でも味わってと、グラスとおてしょ皿が添えられ、食後のそばの実入りコーヒーも美味しく戴きました。

17-08-28_001


山荘に着いて、夜は女神湖畔での白樺高原花火大会。時おり、スコールのような雨に降られながらも、最後まで見尽くしました。

17-08-28_002


12日は、一日遅れで合流する友人を迎えるために立科町役場前バス停へ皆で行き、蓼科神社里宮にお参りして、いったん山荘へ。

17-08-28_003


一休みしてから女神湖散策に出たところ、にわか雨。開きかけの夕菅を見つけたので、雨上がりの夕暮に再び女神湖へ。
    女神湖に ゆふすげ開く 刻をまつ

17-08-28_004


13日、午前中は八島湿原散策。湿原の花々。
         コウゾリナ/ノリウツギ/シラヤマギク/ミヤマシシウド
         アカバナシモツケソウ/ハクサンフウロ/マムシグサ/クガイソウ
         タムラソウ/クサレダマ/オトギリソウ/イブキボウフウ
         クルマバナ/タチフウロ/イワアカバナ/ゲンノショウコ
17-08-28_005

八島湿原を歩いている途中、靴底が剥がれるというアクシデント発生。本格的な登山靴ではないけれど、蓼科へ来るために購入し、蓼科でのみ履いていた靴でした。靴底は二重になっていたので靴紐を底に回してしのぎ、山荘へ戻ってから登山靴をお借りしました。
    山路きて 破(や)れし古靴 ゆきし夏

八島山荘で昼食をとってから山荘へ戻り、午後は友人が古い地図で見つけた牛首湿原を見つけに探検行。入口はわかりづらかったものの、道なき道ではなく、かなりの人が歩いたらしい道を辿ると、八重原用水開削を顕彰する碑がありました。そこに咲いていた白髭草(シラヒゲソウ)は、初めて見る花でした。ここで、なんと、もう一人の靴が壊れるというアクシデント。伝染性靴パカパカ症の蔓延を危惧したのですが、これで打ち止めだったのは幸いでした。

17-08-28_006


14日、東京まで車で帰る組の道路渋滞を避けるため、長門牧場で朝食をとって、レンタカーで茅野へ出る組とはお別れ。佐久平駅へ送っていただく途中、しまむら(埼玉県人の誇り!?)で運動靴を買い、北陸新幹線で高崎へ、高崎からは高崎線で帰ってきました。
楽しく過ごさせてもらった蓼科の4日間。そしてさよなら、今年の夏。

描く友1 (15)

今月初めの開催で、もう終わってしまいましたが……。
谷垣博子 油絵展
 ■2017年7月5日(水)~7月11日(火)
 ■小田急百貨店町田店7階=工芸サロン

17-07-28_001

17-07-28_002

17-07-28_003

17-07-28_004


印象的だったのはトルソーのたくましさ! 絵はかろやかさを増しているのに……

水無月の空

関東は空梅雨です。

17-06-29_001
土・日・月の朝の空

17-06-29_002
月が見えた夜の空

和の色

NHKのドキュメンタリー番組「失われた色を求めて~植物染め・伝統100色を今の世に~」中、茨木のり子さんの詩が朗読されました。「色の名」という詩集未収録作品でした。色の和名が列挙された美しい詩。

 色の名

  胡桃(くるみ)いろ 象牙いろ すすきいろ
  栗いろ 栗鼠(りす)いろ 煙草いろ
   色の和名のよろしさにうっとりする

  柿いろ 杏いろ 珊瑚いろ
  山吹 薊(あざみ) 桔梗(ききょう)いろ 青竹 小豆 萌黄いろ
   自然になぞらえた つつましさ 確かさ

  朱鷺(とき)いろ 鶸(ひわ)いろ 鶯いろ
   かつては親しい鳥だった 身近にふれる鳥だった

  鬱金(うこん) 縹(はなだ) 納戸(なんど)いろ 利休茶 浅黄 蘇芳(すおう)いろ
   字書ひいて なんとかわかった色とりどり

  辛子いろ 蓬(よもぎ)いろ 蕨(わらび)いろ ああ わらび!
   早春くるりと照れながら
   すくすく伸びる くすんだみどり
   オリーブいろなんて言うのは もうやめた

茨木のり子(Ibaragi Noriko)


詩人は、おそらく色名帖からイメージを膨らませたのでしょう、中には不思議に感じられる名前もあります。「すすきいろ」は、あるいはすすきの穂の輝きに惹かれて薄色(うすいろ)を読み替えたものか……薄色は淡い紫を指します。また、くりねずみ色も、あえて「栗鼠(りす)いろ」と表記したと思われます。

17-05-25_001
胡桃色 / 象牙色 / 薄色

17-05-25_002
栗色 / 栗鼠色 / 煙草色

17-05-25_003
柿色 / 杏色 / 珊瑚色

17095025_004
山吹色 / 薊色 / 桔梗色
青竹色 / 小豆色 / 萌黄色

17-05-25_005
朱鷺色 / 鶸色 / 鶯色

17-05-25_006
鬱金色 / 縹色 / 納戸色
利休茶 / 浅黄色 / 蘇芳色

17-05-25_007
辛子色 / 蓬色 / 蕨色



なお、萌黄(もえぎ)・浅黄(あさぎ・うすき)は、萌木(もえぎ)・萌葱(もえぎ)・浅葱(あさぎ)とは違います。

17-05-25_008
萌木色 / 萌葱色 / 浅葱色


NHKの番組で中心的な人物だった染織家・吉岡幸雄さんの父・吉岡常雄さんの著作は、今も折に触れて手に取ります。いろいろなことを教えてくれる大切な本です。

17-05-25_009
プロフィール

benijo

Author:benijo
趣味で機を織っています。役に立つものはなぜか作れず、もっぱらタペストリーですが‥‥
機に向かえないときは、編んだり縫ったり、糸と遊んでいると時間がゆっくり流れます。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR